もちゃ屋

私とドールの記録

初めてフルチョイスした時の経緯と記録③

 

実際フルチョイスが終わって最初の1ヶ月はそもそも来ないからな、と特にソワソワ感もなく仕事に明け暮れていた。フルチョイスしたことを忘れるくらいには気にしていなかった。

それが地獄に変わったのは2ヶ月目に入った頃。ちょっと早いがそれでも来てもおかしくない程度の時期に入ると一気にソワソワが止まらなくなった。メールで到着の受け取りをお願いしていたのでメールボックスを毎日仕事終わりに見てはまだか…と落胆していた。他の方の受け取り連絡は何日くらいで来た!というのを見てはまだ早いよなぁ…とか、いやそろそろ来ても変じゃない!とそれの繰り返し。本当に地獄とはこの事だった。

 

そしてフルチョしてから69日目。仕事終わりにいつも通りメールボックスをみると、なんと、ついに、名古屋すみかからのメールが!!うぉぉぉ来たか来たか!?とテンションが上がる私。混んでると言われていたが結構早い方だったと思う。

しかし、しっかりメールの内容をみて「ん?」となる。メールの〇〇様、フルチョのご用意が出来ました。みたいな文章の名前のところが私の名前じゃないのだ。多分他にフルチョイスをした方の名前になっていて混乱する私。フルチョイスしたヘッドの番号はあってるけど名前が私じゃないし、宛先を間違えたのか名前だけ変えるのを間違えたのかとあたふたする。確認しようも既にすみかは閉まっていて電話ができず、次の日にかけることにした。

次の日、もしこれで私の子じゃなかったらショックだなあと思いつつすみかに電話をし、担当の方を呼んでもらって確認したところ記載する名前を間違えただけで無事に私の子は来ているとのこと。良かったーーー!!という安心と本当にうちの子が来た!!という喜びにようやく浸れた。こんなこともあるんだな…

その日は天使の里の撮影会に遊びに行っていたので次の休みの日に迎えに行くことにした。

 

自分は前金を渡してのフルチョだったので用意したものは控えとお金と会員カード。全部必要なものなので忘れないよう何度も確認した。

いざすみかに行くと平日だったのでお店は人が殆どいなかった。カウンターに向かい、行ってみたかった「お迎えに来ました~」というと店員さんがお待ちしてました~みたいなことを言いとりあえず控えの確認。お金を払って箱のなかの説明をされる。が、早く会いたい気持ちであまり頭に入ってこない。出生証明書は里帰りの時必要なんですけど先にみるとお見合いみたいになっちゃうから~と言われたのはよく覚えている。

そしてようやくご対面するぞ、ということで布団をめくってくださいと言われる。え!?私!?となりながらそっと布団をめくる。どんな微笑んだあの子が来てくれるんだろうとドキドキしながら布団をどかした箱を覗くと、想定を超える可愛さに思わず思わず声が出る。

唯一変更していた微笑み具合が不安だったのだが理想の微笑みに感動する。店員さんも33番ちゃんってもの言いたげな雰囲気の子が多いんですけどこの子は全然違いますね!と言ってくださり、まだウィッグもつけていないこの子にメロメロになっていた。アイも取り付けをお願いしていたので、すでにグルーガンで固定されていたのだがモデルの子とそっくりな色になっていた。DAさんのアドバイスってすごい。

 

出生証明書も見せてもらい、実物のがかわいい~と盛り上がり、撮影されていきますか?と聞かれたのではい!と答え持参していたウィッグとドレスをその子に着せた。

 

 

こんな感じで初のふるっちょっ子にキャッキャし、たくさん遊んでから家に連れて帰った。この子をお迎えする前に窓で一目ぼれしたコーディネートモデル58番の女の子がいたので今も一緒に過ごしている。

 

 

こうして私の初フルチョイスは終わったのである。感想としてはベースイメージがもともとはっきり決まっていたのでどんな子になるんだろう…という不安はあまりなかった。メールのミスにはびっくりしたがフルチョ自体に不満は全くないのでDAさんにもメイクしてくださった造形師さんにも感謝である。

これからも末永く一緒にいてほしい。